DAZNの画質を変更する方法と、通信量の抑え方を解説

自宅でも、外出先でも、スポーツの試合が楽しめる魅力的なサービス「DAZN」。安定した高画質映像で楽しめれば、満足度も高まりますよね。

しかし、人気の試合であればあるほど、どうしても画質が落ちてしまうこともあります。
逆に、スマートフォンで視聴しているときは、通信量の上限が気になってしまう方も多いと思います。

DAZNの画質が悪い💦
変な残像あるし💦💦
うちのテレビが悪いのか？？？
んー謎(？_？)

— Ken☆☆🦌🏎会 (@ken_antlersyuki) February 14, 2025

DAZNをスマホで視聴していたけどかなり通信量かかるな・・・。画質選んだりはできないのだろうか・・・？

— あおい しょう⋈によ (@syouaoi) February 26, 2017

結論から言えば、常に高画質で視聴する方法はありません。なぜなら、原因が配信側とユーザー側の両方にあり、配信側に原因がある場合は、手のうちようがないためです。

しかし、ユーザー側で視聴環境を整えれば、これまでよりも安定させて、高画質映像を楽しむことは可能です。
本記事では、その方法を具体的に解説します。

DAZNの画質の基礎知識

「高画質」と言っても、人によって求めている画質はさまざまです。また動画配信サービスによっても、提供している「高画質」のレベルは異なります。

画質	呼び方	おすすめ デバイス
SD	エスディ	スマートフォン
HD	ハイビジョン	PC・タブレット
フルHD	フルハイビジョン	50インチ以下のテレビやモニタ
4K	ヨンケー ウルトラハイビジョン	大型テレビ（フルHDの4倍画質）
8K	ハチケー スーパーハイビジョン	大型テレビ（フルHDの16倍画質）

DAZNの最高画質は「フルHD」ですので、大型テレビやプロジェクターなどでなければ、問題なく視聴できます。

通信量を抑えるには「データセーブ機能」が有効

データセーブ機能とは、画質を意図的に下げて、通信量を節約するモードです。データセーブ機能を使わない場合と比較して、通信量を約7分の1に抑えられます。

データセーブ機能を使用していない場合は、通信環境にあわせて画質を自動調整します。言い換えれば、通信環境は悪くなると、画質が落ちてしまいます。

つまり、高画質で視聴するためには、画質が悪くなる原因を取り除く必要があります。

通信量を気になる人は「楽天モバイル」を検討

外出先や、Wi-Fiがない環境で視聴する機会が多い方には、楽天モバイルがおすすめです。

なぜなら、楽天モバイルは、通信量やスピードが一定求められる「DAZN」の視聴に適した特徴を持っています。

通常、通信量が上限を迎えた場合、追加料金を支払って高速通信を継続するか、低速モードで利用するかの二択です。

しかし、楽天モバイルなら高速通信が無制限、月額料金も定額のため、通信量の上限や追加料金の心配はありません。

通信状況を事前に確認したい方は「楽天モバイル my エリア 通信シミュレーション」を活用しましょう。

住所や建物名を入力すれば、以下の判定基準で電波状況を確認できます。

電波状況の判定	判定内容
	対象エリア（面積）の97%以上で電波良好
	対象エリア（面積）の80%以上で電波良好
	おおむね快適に利用できるが、一部のエリアは改善中

あなたがよく過ごす場所や、外出先の電波状況が良ければ、乗り換え価値は十分得られます。

＼ 自宅・勤務地・よく行く場所をまとめて確認できる ／

DAZNの画質が悪くなる原因

画質が悪くなる原因には、以下の3点があります。

原因①インターネットの通信速度が遅い

DAZNが推奨する通信速度は、最高画質での視聴なら8.0Mbps以上とされています。

■ 2.0Mbps: 標準画質での動画をお楽しみいただけるインターネット接続スピードです。（外出先でご視聴の場合、快適な回線速度です）

■ 3.5Mbps: HD画質での動画をお楽しみいただけるインターネット接続スピードです。（モバイルデバイスでご視聴の場合、最適な回線速度です）

■ 6.0Mbps: HD画質と高フレームレートでの動画をお楽しみいただけるインターネット接続スピードです。（TVでご視聴の場合、6.0Mbps以上の回線速度をお勧めします）

■ 8.0Mbps: 弊社が提供する最高のビデオ品質で動画をお楽しみいただける回線速度です。

DAZN公式 トラブルシューティングより

「bps」とは、車に例えると「道路の広さ」のようなもので、数字が大きいほど、道路を広く使います。

インターネット回線を契約する際に「最大1Gbps」といった表記を見たことがありますよね。
これも同じ意味で「どれだけ広い道路を提供できるか」という意味です。

あなたのインターネット回線速度が、8.0Mbps以上であるかどうかは「Fast.com」にアクセスすれば、かんたんに計測できます。

原因②デバイスが適切でない

前述のとおり、テレビやスマートフォンなど、利用するデバイスによって最適な画質があります。

たとえば、スマートフォンならSD画質で十分視聴可能ですが、50インチ以上の大型テレビでは、フルHDでも画質が低く感じられます。

原因③DAZN側のサーバが重い

どんなに受信環境を改善しても、DAZN側がデータを一度に送信できる限界も当然あります。どんなに大量のデータを送信しても、それ以上に受け取りたい人が多ければ、供給不足となります。

そのような大量の需要に応えるためには、データを小さくして大量に送るか、データの大きさはそのままに、順番に送るしかありません。

これが画質の低下（＝データが小さい）や、再生遅延（＝順番が来るまで再生できない）の原因となります。

DAZNの画質を改善する方法5選

DAZNの画質が悪くなる原因を取り除くために、ユーザーが対策できる方法は、以下の5つがあります。

最新のソフトウェアに更新する

デバイスにもよりますが、以下の2点を最新版にアップデートすることで、改善する場合があります。

ちょっと前にiPhoneアップデートしたら有線でAbemaもDAZNも WOWOWもSPOTVも見れなくなった問題、Abemaと SPOTVとDAZNは見れる様になったけどWOWOWは今だに画質カクカクの音声ナシ
CL、EL再開前までには対応して欲しい。。

— kaørin (@kaworin1016) December 14, 2022

アップデートしても改善しない場合は、アプリやデバイスの再起動で改善するかどうかも、試してみましょう。

ネットワーク環境を最適化する

インターネットには、光回線やホームルーターなどがあり、光回線には「戸建てタイプ」と「集合住宅タイプ」があります。

また自宅内の機器同士（たとえば「ルーター」と「デバイス」）も有線で繋ぐ方法と、無線（Wi-Fi）で接続する方法があります。

つまり、

• 道路（光回線）を共有する「集合住宅タイプ」ではなく

• 道路（光回線）を占有できる「戸建てタイプ」が適しているし

• 家電や、天候などの影響を受ける「無線（Wi-Fi）接続」よりも

• 外部の影響を受けづらい「有線接続」が適している

といえます。

FAカップ3回戦でDAZNを初体験。回線はフレッツ光。
有線LAN→46型スマートテレビの環境下では回線は安定、画質も特に不満なし。
無線LAN→15.6インチノートPCの環境下では回線不安定、画質は見るに堪えず。

— 846:HASHIM🇫🇷⚓⛵🦈 (@846hashimu) January 7, 2017

なお、インターネット回線には「下り最大10Gbps」と謳っている場合がありますが、これを利用する際には注意が必要です。

なぜなら、

といった関連する機器すべてが、10Gbpsに対応していなくてはならないためです。
なにかひとつでも「1Gbpsまで対応の機器」であれば、1Gbpsを超えられません。

ルーターの再配置と再起動をする

Wi-Fi接続を利用している場合は、障害物や距離によって、通信速度が不安定になる場合があります。

Wi-Fiルーターと、視聴デバイスが離れている場合は、同じ部屋に移動するなど、物理的に近づいてみましょう。

ルーターには、接続するたびにアクセスログ（履歴）が記録されます。
長期間使用すると、このログが溜まっていき、ルーターの挙動が重くなる場合があります。

また、Wi-Fiルーターは各デバイスに「チャネル」を割り当てています。
接続するデバイスが増えると、重複したチャネルを使ってしまい、通信速度が落ちる場合があります。

ルーターを再起動することで、

スムーズな通信ができるようになる場合があります。

今日、DAZNやけに画質悪いな〜、残像あるなー、って思って見ていた。
試合終わってルーター再起動したり色々いじったらDAZNの画質良くなった笑

— あおぺんS🔴⚽⚫️️😈😷 (@tadanoconsazuki) July 4, 2020

データセーブ機能をONにしていないか確認する

スマートフォンからテレビに飛ばしている場合、データセーブ機能がONになっていないか、確認してください。

通信量を抑える機能ですので、画質も落ちてしまいます。

時間帯を選んで視聴する

「どうしてもリアルタイムで見たい！」という場合でなければ、利用ユーザーが少ない日中の視聴がおすすめです。

どんなに視聴環境を改善しても、大量のユーザーが視聴する時間帯は画質が落ちてしまいます。
逆に言えば、視聴タイミングをずらすだけで、手間なく高画質視聴が可能でとなります。

どのコンテンツも、ライブ配信終了後から1週間程度、オンデマンド配信されていますので、上手に活用しましょう。

DAZNの画質に関するよくある質問

DAZNの録画は可能？

DAZNに録画機能はありません。またダウンロード機能もなく、ストリーミング再生のみに対応しています。

画質が途中で変わるのはなぜ？

ユーザーの通信環境や、DAZN側のサーバ負荷などにあわせて画質が調整されています。リアルタイムのライブ配信は、衛生を介して配信されている場合もあり、天候などの影響を受けていることもあります。

DAZNはゲーム機で視聴できる？

PlayStationやXboxなどに、DAZNアプリをインストールして視聴できます。

【まとめ】通信環境の最適化と、視聴時間を選んで高画質を楽しもう

本記事では、DAZNを高画質で視聴する方法を解説しました。

高画質で見るためには、大容量・高速通信ができる、安定したインターネット環境を確保することが重要です。

そのためにできることは、以下の4つ。

集合住宅タイプや、無線通信のホームルーターでは、通信状態が安定せず、画質が落ちる原因になります。
またアプリやOSは最新版に保ち、ルーターは再起動することでリフレッシュさせれば、環境改善に繋がります。

ケアレスミスのひとつとして、通信量を節約する「データセーブ機能」をONにしている場合もあります。

スマートフォンであれば、フルHDといった高画質でなくても、ストレスなく視聴可能です。

なお、DAZN側の事情で画質が落ちてしまっている場合は、視聴時間帯を変えることが唯一の改善手段です。
見逃し配信を行っている、動画配信サービスだからこそ、実現可能な方法です。

通信環境の改善やDAZNの特徴を把握して、ストレスの少ない視聴体験を手に入れましょう。